経営戦略委員会
中山 哉
去る8月8日(金)に高橋経営研究会の総会記念講演に参加いたしました。今回は「経済の見通しと企業経営」と題し、東京大学院経済学研究科教授の伊藤元重氏がご講演されました。
今後の日本経済は
・本年から来年の夏にかけて米国経済が冷え込み日本経済の支えであった輸出が悪化していく。
・民間消費ではなく純輸出で、国民は実感を伴わない回復であった好景気も終わりに近付いている。
・国内消費は依然低迷し、追い打ちをかけるようにエネルギー、食料価格の高騰により、さらに消費は低迷する。
という見通しとなるようで、それについての消費低迷の打開策としては、現在の円安から円高にシフトさせ内需産業を向上させることにより、国民が実感できる景気回復が見込めるとのことです。
また、今後の消費動向としては、自己実現の欲求が高まり、将来の幸福のため(予防、教育など)にお金を使うであろうとのことです。
このような経済の見通しの中、青年経済人である我々は今後どのような取組みをすべきかを見極め、経済の発展のため努力して行かねばと感じました。