資質向上委員会 橋本 辰臣
11月例会を、11月17日(木) 大山寺阿弥陀堂にて禅行(座禅)を大山寺山楽荘にて食行(法話・精進料理)を大山寺金剛院住職 清水 豪賢 氏の指導のもと行いました。
そもそも『座禅』とは? 人間は、どうしても自分中心に考え自分が得する行動すなわち 我を通そうとします。そこに悩み・怒り・憎み・嫉妬心、そして欲といったいわゆる 煩悩 が心に自然と発生してくるのです。この煩悩を少しでもなくし、自分の我、欲をなくす修行をするのが座禅であるそうです。(私は、煩悩の塊なのかと思われる方も多いでしょう)
禅行は夜中に行うものだとお聞きしたので少しで近づけるように今回は寒さを覚悟で19:00から月明かりと、持参したランタンの明かりのみで行いました。まず、30cmほどの座蒲に座り両足を組み(結跡朕座)次に手を組み(印相)肩の力を抜きます。目線は1.5m先の床を半眼の状態で向け、ゆっくり呼吸をして息を整え(調息)約30分行いました。通常は線香一本が燃え尽きるまで(約一時間)行うらしいのですが、最初は5分でも十分だそうです。修練を重ねた方になると朝から夕方まで9時間微動だにせず、座禅をされる方がおられるそうです。
今回の修行により 煩悩 がなくなったのか? というわけでは当然ないですが、集団活動の規律を学び、また一つの空間で同じ目的のために集中することにより、より一層に団結力が増したように思えました。
座禅は決して難しいものはありません。家で少しの時間を作り、雑踏の中過ごす毎日に少し自分自身を見つめなおす余裕を作れたらいいと思います。自分に余裕を持つことで、会社のため・地域のために何が出来るのか考えることも出来るのではないのでしょうか。